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ロシア、北極海資源輸送で自国籍船限定の免除検討

2020年12月21日 (月)

ロジスティクス国土交通省は21日、ロシア北極海行きで採掘された天然資源の国際海上輸送がロシアの法律でロシア船籍に限定される義務について、ロシア政府から「企業から要請があれば、ロシア船籍使用義務の免除を検討する」との回答を受けたと発表した。

12月2日に日ロ運輸作業部会の次官級会合で、この海上輸送をロシア船籍に限定する法律と、ロシア建造船の利用を義務づける同国の法案に日本側が懸念を表明。日本の海運企業の参画に悪影響がないよう要請した結果、ロシア側から回答があった。

会合ではこのほか、シベリア鉄道による貨物輸送パイロット事業の進捗状況を共有したほか、さらに利用を促進していくために協力することを確認。ロシア極東港湾の高度化についても、プロジェクトの具体化に向けて協力することで一致した。

会合には、日本側から岡西康博国交審議官ら、ロシア側はトカレフ運輸次官らが出席した。