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花王とライオン、首都圏・四国間で輸送協力

2020年12月22日 (火)

M&A花王とライオンは22日、両社の首都圏・四国間の片道輸送を組み合わせて往復輸送とする取り組みを開始したことを発表した。

この取り組みは、花王の川崎工場(神奈川県)から坂出ロジスティクスセンター(香川県)に向かう輸送と、ライオンのライオンケミカル坂出工場(香川県)から加須(埼玉県)・柏(千葉県)・相模原(神奈川県)の各流通センターに向かう輸送を組み合わせて往復輸送とするもの。

(出所:ライオン)

両社は内閣府が推進する戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)に参加しており、これに研究機関として参加する流通経済研究所が往復輸送の可能性を提案したことで今回の取り組みが実現した。

提案を受けた両社は、物量や積載量、輸送ルート、頻度などを共同で検討し、運送事業者との情報共有や調整、輸送テストを経て10月27日に定期輸送を開始した。この取り組みにより、二酸化炭素排出量を従来比45%、輸送費用を23%削減できるという。