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ミャンマーの廃棄物運搬に量子コンピューター活用

2020年12月22日 (火)

ロジスティクス日本工営とグルーヴノーツ(福岡市中央区)は22日、ミャンマーのヤンゴン市で、量子コンピューティング技術を活用した廃棄物収集運搬システムの整備に取り組むと発表した。

同国は経済成長率が6%台とアジア諸国の中でも高い半面、ヤンゴン市の廃棄物収集量は2011年からの5年間で1.7倍に増加し、85万トンを超え、非効率さから深刻な廃棄物問題に直面している。

日本工営とグルーヴノーツでは「グリーンリカバリー促進事業」の一環として、こうした廃棄物管理問題に安全性・エネルギー効率・社会環境保全を視野に入れながら、都市レベルの廃棄物戦略の策定、量子コンピューティング技術やAI技術を活用した収集運搬システムの整備を目指す。

効率に優れたシフトや作業計画、運搬経路の作成などを容易に素早く実行し、人材配置、業務効率、運搬効率、生産性の最適化を図る。具体的には「収集作業員数を増やさず、規定の労働時間も超過させずに、一日の収集量を増やしたい」「すべての収集車の積載率を最大化して、遠い処分場までの往復回数を少なくしたい」「回収が必要なオフィスビルだけを最短ルートで回りたい」といった課題に対応する。

▲廃棄物管理業務の効率化イメージ