拠点・施設日本通運は9日、オランダ現地法人のオランダ日通がロッテルダム港マースフラクテ地区で新たな物流拠点「ヨーロピアンロジスティクスセンター3」を開設したと発表した。
日通グループが欧州で運営する倉庫としては最大規模となる物流倉庫で、日本、アジア発の主要船社が欧州で最初に寄港するロッテルダム港の立地を生かし、アジア各地で生産された製品を集約、オランダを含む西欧全域へ配送するディストリビューションセンター(DC)として運用する。
新拠点では、最新の作業指示システムとして「ピック・バイ・ボイス」を導入。これまでハンディスキャナーを使用していたピッキング作業をヘッドセットからの音声ガイダンスに切り替え、ハンズフリーにすることで効率性、安全性、視認性を向上させる。
既存の「ヨーロピアンロジスティクスセンター1」と併せて運用することで、欧州全域への配送効率を高め、在庫の最適化など顧客のサプライチェーンをサポートする。
■ヨーロピアンロジスティクスセンター3の概要
建築面積:7万平方メートル
主要設備:TAPAセキュリティー認証、ラックシステム