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流通BMS導入企業数が1.5万社突破、コロナも勢い維持

2021年1月27日 (水)

(出所:流通BMS協議会)

行政・団体流通システム標準普及推進協議会(流通BMS協議会)のまとめによると、メーカー、卸、小売が統一的に利用できるEDI(電子データ交換)の標準仕様「流通BMS」の導入企業数が昨年12月1日時点で600社程度増加し、初めて1万5000社を超えたとみられることが分かった。

同協議会は半年ごとに卸・メーカーの流通BMS導入企業数を調べて公表しており、20年6月1日時点では「1万4600社以上」と推測していた。

競技会では「新型コロナウイルス感染症拡大を受け、小売企業への影響も拡大し、卸・メーカー企業での流通BMS導入にも影響が出てくるのではないか」と想定していたが、落ち着きが見られた時期もあり「前回6か月間とほぼ同等の導入拡大」となった。特に、ASPを利用して流通BMSに変換して利用するサービス適用企業が多くみられたという。

また、今後対応が必要とされるNTT回線問題、23年10月のインボイス制度への対応について「既存のEDIのままではさまざまな問題・課題が考えられ、対応が難しい」とされていることから、「流通BMS導入への動きが拡大していく」見通し。

■調査結果
自社導入型の卸・メーカー企業数:1万1720社(前回比200社増)
内訳:サーバ型1044社、クライアント型1万676社
外部サービス利用型の卸・メーカー企業数:3503社(414社増)