財務・人事サカイ引越センターが1月29日に発表した2020年4-12月期(2021年3月期第3四半期)決算は、新型コロナウイルスの影響で新築戸数や移動者、転勤者の減少があり、売上高700.8億円(前年同期比1.4%減)、営業利益71.3億円(13.7%減)の減収減益となったが、通期の見通しは前期並みの業績予想を維持した。
同社は引越需要が低迷し単価が減少する中、インターネット受注で作業件数を着実に取り込んだことで、件数が前年同期に比べて5.8%増加。直近の第3四半期単体では前年同期実績を上回る売り上げを確保しており、4-12月期の累計売上高の減少幅を最小限に抑えた。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)21/3/3Q | 21/3/中間 | 21/3/1Q | 20/3/通期 | |
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売上高 | 70,079 [-1.4%] | 48,137 [-3.1%] | 25,766 [-6.2%] | 100,859 [4.8%] |
営業利益 | 7,128 [-13.7%] | 5,891 [-14.1%] | 4,184 [-21%] | 11,184 [1.1%] |
最終利益 | 5,152 [-5.1%] | 4,070 [-10.4%] | 2,818 [-19.6%] | 8,951 [22.4%] |
売上高営業利益率 | 10.2% | 12.2% | 16.2% | 11.1% |