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NSU海運、市況回復で通期経常益140億円上方修正

2021年1月29日 (金)

財務・人事NSユナイテッド海運が1月29日に発表した2020年4-12月期(2021年3月期第3四半期)決算は、売上高1016億円(前年同期比7.6%減)、経常利益29億円(37.6%減)の減収減益だった。

世界的に新型コロナウイルスがまん延した20年4-6月期の売上低下を補うには至らなかったものの、主力の外航海運部門は市況の回復に伴い、昨年の夏から冬にかけて業績を改善した。内航海運は貨物輸送量の減少で減収となったものの、効率配船と経費削減の取り組みによって増益を確保した。

同社はこうした第3四半期までの業績改善と堅調な海運市況を踏まえ、通期の売上高予想を中間決算発表時点(20年10月末)から20億円増の1350億円(前期比9%減)、経常利益予想を14億円増の36億円(34.3%減)に上方修正した。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 21/3/3Q21/3/中間21/3/1Q20/3/通期
売上高101,608 [-7.6%]65,722 [-8.6%]31,565 [-12.9%]148,415 [-1.8%]
営業利益4,332 [-25.6%]1,785 [-38.5%]64 [-95.8%]7,040 [-21%]
最終利益5,513 [-4.8%]2,927 [-21.5%]2,133 [82.2%]5,947 [-36.3%]
売上高営業利益率4.3%2.7%0.2%4.7%