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ONE、新型コロナやコンテナ不足への対策説明

2021年1月29日 (金)

調査・データオーシャンネットワークエクスプレス(ONE)は1月29日、各国で問題化しているコンテナ不足や新型コロナウイルスの流行を背景とした貨物減、船員の長時間乗船問題などへの対策をまとめ「ONEイニシアチブ」として公表した。

コンテナ不足に対しては「過去9か月で300万TEU」の空コンテナを長距離輸送地域から不足地域に再配置したほか、第3四半期の新コンテナ調達数を第2四半期より76%増やし、予測可能性を高めるためにAIベースのテクノロジーを採用して需要予測システムを改善した。

このほか、機能横断的な作業部会「COVID-19危機作業部会」をパンデミック直後に設置、ターミナルパートナーシッププログラム(TPP)を拡張してリスク回避を図り、乗員対策にも力を尽くした。

イニシアチブは「昨年9月以降、利用可能なすべての船舶と機器をサービスに完全に配備した。また、チャーター船を追加して空コンテナ専用船を手配することで、予想外に需要の多い地域に空コンテナを多く配置し、コンテナの追加調達も行った。ただし我々の努力にもかかわらず陸側の状況が改善されるまで、ボトルネックが継続すると予想する」というジェレミーニクソンCEOのメッセージではじまり、事業環境を紹介したうえでコンテナ不足などの課題に対して実施している具体的な対策を説明している。