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福山通運とトナミHD、ともに3Q振るわず

2021年2月5日 (金)

財務・人事福山通運とトナミホールディングスは5日、ともに4‐12月期(2021年3月期第3四半期)決算を発表した。

福通は売上高が前年同期比3.2%減の2148億900万円、営業利益が2.0%減の173億4300万円とともに減少。四半期最終利益については前年度に特別損失として弔慰金を計上していたことから5.7%増の126億6000万円となった。

このうち運送事業は、企業間物流における貨物減により減収減益。一方、流通加工事業は既存荷主の事業拡大や庫内作業の自社化などにより増収増益となった。国際事業はコロナ禍による海上輸送の混乱により減収減益だった。

通期の業績予想は第3四半期の業績や足元の状況を踏まえて各項目を上方修正。売上高は前回発表比43億円増の2850億円、営業利益は21億円増の200億円、最終利益は18億円増の142億円を見込む。

一方、トナミホールディングスの4‐9月期決算は、売上高が前年同期比4.4%減の1000億8200万円、営業利益が13%減の47億8700万円、四半期最終利益が12.5%減の33億4100万円。物流関連事業は売上高が4.3%減の917億5300万円、営業利益が12.7%減の43億6500万円と振るわず、情報処理事業などの他事業も減収となった。

通期業績については前回予想を据え置き、売上高が3.7%減の1330億円、営業利益が12.1%減の60億円、四半期最終利益が0.6%減の41億円としている。

■福山通運/決算集計
(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 21/3/3Q21/3/中間21/3/1Q20/3/通期
売上高214,809 [-3.2%]138,431 [-4.5%]68,832 [-4.4%]292,999 [2.6%]
営業利益17,343 [-2%]9,476 [-15.5%]4,936 [-5.3%]20,541 [5.5%]
最終利益12,660 [5.7%]6,663 [-8.3%]3,678 [17.8%]12,918 [-13.7%]
売上高営業利益率8.1%6.8%7.2%7.0%
■トナミホールディングス/決算集計
(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 21/3/3Q21/3/中間21/3/1Q20/3/通期
売上高100,082 [-4.4%]64,083 [-6.6%]31,568 [-5.9%]138,167 [0.5%]
営業利益4,787 [-13%]2,415 [-29.3%]1,011 [-32.6%]6,824 [-6.2%]
最終利益3,341 [-12.5%]1,654 [-32.8%]243 [-78.8%]4,125 [-9.1%]
売上高営業利益率4.8%3.8%3.2%4.9%