拠点・施設日立物流は2月26日、茨城県東海村に「水戸輸送センター」を開設したと発表した。自社グループのほか、地元の運送会社21社が加盟する地域協力パートナー「日運茨城事業協同組合」との共同ターミナルとして、3月1日から稼働を開始する。
日立物流が整備を進める物流IT基盤「SSCV-Smart」を活用して求車求貨情報をマッチングし、輸送案件の取り込み拡大を図るほか、点呼・配車・運行管理・教育といった輸送事務を共同運営することで、デジタルとフィジカルの強化につなげる。
水戸輸送センターは東水戸道路ひたちなかICから6.5キロ、JR常磐線佐和駅から6.5キロに位置し、事務棟、機材庫、8台分の大型有蓋車庫、11台分の中型有蓋車庫、洗車場などを備える。敷地面積は1万6600平方メートルで、トラック・トレーラ駐車場は51台分、重量トレーラ駐車場は5台分を確保する。
日立物流では「貨物・車両情報や事務所・車庫など地域の輸送リソースをシェアリングすることで、パートナーも含めた輸送エコシステム全体の効率的な事業運営を実現する」としている。

(出所:日立物流)