荷主東芝デバイス&ストレージ(D&S、川崎市幸区)は17日、製造グループ会社である加賀東芝エレクトロニクス(石川県能美市)と姫路半導体工場(兵庫県太子町)に、再生可能エネルギーを長期で調達するオフサイトコーポレートPPA(電力購入契約)を導入したと発表した。
加賀東芝エレクトロニクスは北陸電力(富山県富山市)とオフサイトPPAモデルの契約を締結し、6月から追加性のある再エネ由来の電力の使用を開始した。順次設置される加賀東芝エレクトロニクス向け専用の太陽光発電所から再エネ電力を調達し、27年度までに年間27ギガワット時規模の調達が可能になる計画。またこれによる温室効果ガス排出量の削減効果は年間1万3000トン(一般家庭5000世帯分相当)を見込む。
同社姫路半導体工場では関西電力(大阪市北区)とオフサイトPPAモデルの契約を締結し、4月から追加性のある再エネ由来の電力の使用を開始。現在、姫路半導体工場向け専用の太陽光発電所から年間6.2ギガワットアワー規模を調達しており、これによる温室効果ガス排出量削減効果は年間2500トン(一般家庭1500世帯分相当)を見込んでいる。
姫路半導体工場は、東芝デバイス&ストレージグループの国内製造拠点としていち早く22年4月より使用電力の実質再エネ100%化を達成。加賀東芝エレクトロニクスでは2月より量産開始した300ミリウエハー対応パワー半導体新製造棟において使用電力の実質再エネ100%化を達成している。
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