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日清オイリオ、水素混焼型コージェネ設備の運用開始

2025年6月18日 (水)

▲コージェネ設備完成写真(出所:日清オイリオグループ)

荷主日清オイリオグループ(東京都中央区)とJFEエンジニアリング(東京都千代田区)は17日、日清オイリオ横浜磯子事業場(横浜市磯子区)で建設を進めていた水素混焼対応型8MW級コージェネレーション設備の運用を今年4月から開始したと発表した。2027年以降に水素を同設備でエネルギー源として活用できるよう準備を進める。

コージェネレーションは2つのエネルギーを同時に生産し供給するしくみで、同設備では、都市ガスなどを利用して発電し、発電時に生じる熱も活用することで、エネルギーを無駄なく利用する。JFEエンジニアリングが設置し、27年以降は水素を30%混焼させる計画となっている。

また、同設備は2階建施設が2台並列に配置され、将来、設備の更新が必要になったときの敷地も確保した。こうした設備配置や水素混焼対応型の8MW級ガスタービンコージェネレーション設備の運用開始は、国内初となる。

食用油の生産には多くの熱エネルギーを必要とするため、日清オイリオは2050年のカーボンニュートラルの実現を目指し、非化石エネルギーの利用割合の向上や、エネルギーの効率的な生成に取り組んできた。コージェネレーションシステムは効率的に電気と熱エネルギーを生成できることから、食用油生産に適しており、同社は2050年のカーボンニュートラルの実現や、持続可能なエネルギー供給体制が整ったとしている。

同社は「同設備を備えた事業場をフィールドとして活用し、水素の社会実装に向けて挑戦していく」としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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