ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

関東地方整備局、川崎港で国内初の45フィートコンテナ輸送実験

2010年9月15日 (水)

行政・団体関東地方整備局は15日、45フィート国際海上コンテナ輸送の実証実験を開始すると発表した。

 

現在、45フィートコンテナの国内輸送は、コンテナに適合するトレーラが存在しないことなどから、実質的には使用できない状況にあるが、40フィートコンテナより長さが5フィート(約1.5m)長く、容積も大きいコンテナであるため、物流効率化に取り組む荷主企業を中心に利用ニーズが高まっている。

 

45フィートコンテナは2005年にISO規格化され、北米・中国航路で多く利用されていることから「国際競争力強化の観点から日本での導入に向けた検討が求められている」として、実証実験を行うことにしたもの。

 

今回の実証実験は、45フィートコンテナが積載可能な海外製のマルチトレーラを使用し、京浜港物流高度化推進協議会のメンバーである川崎市とともに、川崎港コンテナターミナル背後の東扇島総合物流拠点地区に立地する山九首都圏物流センター付近の公道での走行、同物流センターで荷役などについて、ドライバーや作業員の作業性などを検証する。マルチトレーラによる45フィートコンテナの公道の走行、荷役作業の検証は、国内初の試み。

 

実証実験は25日9時から12時30分にかけて行う。実験に際し、APL、OOCL、奈川県トラック協会海上コンテナ部会、山九、東洋埠頭が協力する。