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自動配送ロボット開発のLOMBYが資金調達

2022年6月22日 (水)

▲自動配送ロボット「LOMBY」(出所:Yper)

荷主置き配バッグ「OKIPPA」(オキッパ)を展開するYper(イーパー、東京都渋谷区)が新規事業会社として昨年立ち上げたLOMBY(ロンビー)は22日、ドローンファンドから資金を調達したと発表した。資金は、開発中の自動配送ロボット「LOMBY」の開発を加速するとともに、次年度以降の量産を見据えた体制強化に充てる。

ロンビーは導入コストの低さと「現場の人手が不要な独自機構」が特徴のロボットで、国内開発を中心に進め、日本の配送システム・慣習を組みわせた配送サービスとして海外展開を目指している。今回の資金調達に合わせて5⽉にイーパーから事業を継承しており、今後も承継に伴う調整を進める。

遠隔操作と自律走行を組み合わせた走行方法により「どこからでも簡単に遠隔操作・監視ができる」ことを強みとし、専用の宅配ロッカーと配送ロボットの自動連携によって積み降ろしの自動化も可能。機体性能や機構、運用システムには、オキッパで得たラストマイル配送の効率化に関わる知見を生かし、2023年4月以降の「登録制公道走行」に合わせて商用利用できるようにする。