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JR貨物、GWの運行本数は前年比37%増の457本

2021年4月13日 (火)

ロジスティクス日本貨物鉄道(JR貨物)は4月28日から5月6日までのゴールデンウィーク期間の貨物列車の運行本数が、前年の同期間に比べて大幅に増加すると発表した。13日の時点で37.2%増・457本のコンテナ列車を運行するとしている。

同社は毎年、ゴールデンウィークやお盆休み、年末年始などの期間については、需要に合わせて弾力的に運行本数を変更しているが、今年のゴールデンウィークについては「新型コロナウイルス感染症などによる経済的な影響が続く中、生活必需品などの物流を支え、顧客や社会のニーズに応える」としている。

リニアまでの間は「新幹線貨物車両」の夜間走行で

鉄道の専門家なら詳細な理由をご存じなのかもしれないが、新幹線に貨物車両と夜間走行がない理由がよく分からない。何らかの法規制や沿線エリアとの申し合わせなどがあってのことならば、自身の不明と不勉強をお詫びする次第だが、調べた限りは「絶対不可能」ということでもなさそうだ。

貨物の鉄道輸送については、リニアモーターカーの実用化と貨物車両の採用で完成形となるはずだ。恐らく鉄道貨物にとどまらず、陸運すべてに一定の結論が出されるに違いないと考えている。無騒音に近い長列連結の高速移動車両が深夜帯に各地域間を何往復もするのだから、トラックの連結運送とは比較にならぬ輸送力が得られるだろう。

そんな時代が到来するまでの間、新幹線による貨物運送はつなぎ役としては十二分すぎる能力を有する、と書きながらも「ひょっとして何か重大な障害や問題があるのかも」と拙文の内容に不安を抱いている。(企画編集委員 永田利紀)