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新潟で初の「雪室」営業倉庫、マルソーが登録

2021年4月16日 (金)

拠点・施設国土交通省北陸信越運輸局は16日付で、マルソー(新潟県三条市)が同県上越市に保有する「柿崎雪室倉庫」を、倉庫業法に基づく営業倉庫として登録した。雪を利用した天然の冷蔵庫の雪室(ゆきむろ)としては、初めての営業倉庫登録となる。

雪室は新潟県などの豪雪地帯で、古くから食品などの貯蔵に使用されている。国土交通省は昨年に倉庫業法の運用方針を変更し、雪冷熱を利用する倉庫でも、機械と同様の冷却能力がある場合は営業倉庫としての登録を可能にしていた。

柿崎雪室倉庫の容積は953立方メートルで、施設内に500トンの雪を貯蔵することで、年間を通じて倉庫内の温度を10度以下に保つことが可能。同局は今回の登録により、自然エネルギーの活用促進に限らず、各種食品などの高付加価値化やブランド化が進むことにも期待するとしている。