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配送ロボは「歩道通行車」扱いに、警察庁検討会

2021年4月16日 (金)

調査・データ警察庁の「多様な交通主体の交通ルール等の在り方に関する有識者検討会」はこのほど、中間報告書を取りまとめた。同検討会は自動配送ロボットなどの次世代小型モビリティーに関する交通ルール作りについて議論するための会議体で、報告書では最高速度に応じて3つの車両区分を設け、走行場所などを定めるべきとの方針を示した。

このうち、物流業界で実証実験が始まっている自動配送ロボットについては、最大で時速6キロ以内の「歩道通行車」と規定。原則として、歩行者と同じく歩道と路側帯の通行を認める方針を示した。車道や自転車道、自転車専用通行帯は対象外とする。

また、歩行者と同様の交通ルールに従い、必要な場合は歩道の端に寄るなどして、他の歩行者や自転車などの通行を優先する。車体の大きさは長さ120センチメートル・幅70センチメートルまでとする。

同検討会は今後、実効的なルール担保のあり方などについて議論し、最終報告書の作成に向けた議論を進める。