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名村造船所、石油タンカー「ヒコサン」引渡し

2021年4月16日 (金)

(出所:名村造船所)

荷主名村造船所(大阪市西区)は16日、佐賀県の伊万里事業所で建造していたティンバー・マリタイム社向けの31万トン型油送船「HIKOSAN」(ヒコサン)を引き渡した。自社開発による大型石油タンカー(VLCC)の第6番船となる。

同社によれば、全長を339メートルまで大型化した一方、船型改良などにより輸送能力の向上を図り、経済性を追求した。また、電子制御式主機関の採用などにより、燃料消費量の低減にも取り組んだという。主機関と主発電機関は窒素酸化物排出規制に適合した機種を採用した。

船内には大容量の貨物油ポンプを3台装備し、3種の異種貨物油積みが可能。また、大容量のエダクターを2台装備し、短時間で貨物油の荷揚げを行うことができるとしている。

■「HIKOSAN」の概要
全長:338.92メートル
幅:60メートル
夏期満載喫水:21.05メートル
総トン数:16万469トン
載貨重量:31万2189トン
主機関:MAN B&W 7G80ME-C9.5 1基
船籍:パナマ