ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

Hacobuが9.4億円調達、ビッグデータ分析強化

2021年4月19日 (月)

M&AHacobu(ハコブ、東京都港区)は19日、第三者割当増資により総額9.4億円の資金調達を行ったと発表した。物流業務のデジタル化アプリ「MOVO」(ムーボ)シリーズの開発・販売や、ビッグデータ分析基盤の強化のための人員増強、ビッグデータ・ガバナンス体制の構築と運用、ステークホルダーとの連携強化に向けた施策に注力する。

引受先企業は、JICベンチャー・グロース・ファンド1号投資事業有限責任組合や野村不動産グループのNREGイノベーション1号投資事業有限責任組合、豊田通商など。資金調達と同時に野村不動産、豊田通商とは業務提携契約を締結し、公正なビッグデータ活用を通じた社会課題解決と事業発展をめざすとした。

野村不動産とは、物流施設とその関連サービスを活用したオープンイノベーションを推進する。豊田通商とは、物流業界が抱える課題解決やカーボンニュートラル社会の実現に向けて、自動車業界を中心とした物流とサプライチェーンにおけるビックデータの活用・最適化の実践に取り組むとしている。

そのほか、Hacobuは今後の物流ビッグデータ活用についてのガイドラインを策定。ビッグデータ・ガバナンスオフィスの設置、外部委員を招いての「ビッグデータ・ガバナンス委員会」の設置、1次データ秘匿の保証、ステークホルダーとの対話とガイドラインの継続的な見直しなどに取り組むとしている。