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グローバルインフォメーションが調査レポート発売

配送用ドローン市場、25年まで年平均38%成長

2021年4月26日 (月)

調査・データグローバルインフォメーション(川崎市麻生区)は、配送用ドローン市場が2020年の4億4575万ドル(479.9億円)から21年には6億8024万ドル(732.5億)に、年平均成長率(CAGR)36.45%で成長する、との予測結果を含む市場調査レポートの販売を開始した。

高い成長率は「企業が新型コロナウイルスの影響から回復しつつ、業務を再開して新常態に適応していることによるもの」(グローバルインフォメーション)で、「社会的な距離を置くことや遠隔地での作業、商業活動の閉鎖などを含む制限的な封じ込め策がとられ」ていた以前の運用上の課題を克服しつつあることから、20年から25年までの年平均成長率は38.5%、25年には22億3800万ドルに達する見込みだという。

たとえば、アルファベット社のドローン配送会社「ウイング」は昨年、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い個人がソーシャルディスタンスを保つ必要性が広く認識されたことを背景に、大きく需要を伸ばしており20年2月から同年4月の間に、豪州で同社のサービス利用は6倍に増加した。

配送ドローンには、固定翼ドローン、ローター・ドローン、ハイブリッド・ドローンがあり、固定翼ドローンは上下に動くのではなく、位置が固定されている剛体構造、ローター式ドローンはテールローターを配置して方位を制御する。シングルローター・ドローンとマルチローター・ドローンをミックスしたハイブリッド・ドローンは、EC、クイックサービスレストラン、ヘルスケア分野での配送に使用されている。