財務・人事安田倉庫は7日、2021年3月期の通期連結業績を発表した。売上高は前年同期比2.3%増の477億900万円で、営業利益は5.2%減の32億8800万円、最終利益は5.3%減の27億9100万円。売上高は第3四半期からプラスに転じたものの、各利益はマイナスのまま年度を終えた。
主力の物流事業は、売上高が5.1%増の417億1500万円、営業利益が1.5%増の32億5400万円で増収増益だった。コロナ禍により倉庫作業料や国際貨物取扱料が減少した一方、前期に子会社化した大西運輸による陸運料増加や、倉庫施設の新設・拡張による保管料増加が寄与した。
今期の売上高は7.9%増の515億円、営業利益は11.8%減の29億円、最終利益は6.9%減の26億円を予想する。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)21/3/通期 [前年同期比] | 21/3/3Q [前年同期比] | 21/3/中間 [前年同期比] | 21/3/1Q [前年同期比] | |
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売上高 | 47,709 [2.3%] | 35,089 [1.1%] | 22,868 [-1.8%] | 11,133 [-1.9%] |
営業利益 | 3,288 [-5.2%] | 2,321 [-12.4%] | 1,611 [-12.4%] | 624 [-25.8%] |
最終利益 | 2,791 [-5.3%] | 1,678 [-19.2%] | 1,350 [-11.8%] | 407 [-33.2%] |
売上高営業利益率 | 6.9% | 6.6% | 7.0% | 5.6% |