財務・人事安田倉庫は4日、2021年3月期第3四半期(4‐12月期)の連結業績を発表した。売上高は前年同期比1.1%増の350億8900万円、営業利益は12.4%減の23億2100万円、四半期純利益は19.2%減の16億7800万円だった。
新型コロナウイルス感染症の影響により第2四半期まで減少していた売上高は、前期に子会社化した大西運輸による陸運料増や、倉庫新設による保管料増などでプラスに転換。一方、物流施設の新設に伴う租税公課増などにより営業利益の増減率は第2四半期と変わらず、純利益は7.4ポイント減少した。このうち物流事業については売上高が4.1%増の306億3400万円、営業利益が10.1%減の22億3000万円だった。
通期の業績予想については、コロナ禍の継続により売上高を下方修正した一方、施設の稼働率向上や営業費用の圧縮などにより各利益を上方修正した。修正後の売上高は前回発表比6%減の470億円、営業利益は16%増の29億円、四半期純利益は1.3%増の24億円としている。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)21/3/3Q | 21/3/中間 | 21/3/1Q | 20/3/通期 | |
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売上高 | 35,089 [1.1%] | 22,868 [-1.8%] | 11,133 [-1.9%] | 46,649 [1.1%] |
営業利益 | 2,321 [-12.4%] | 1,611 [-12.4%] | 624 [-25.8%] | 3,470 [-2.4%] |
最終利益 | 1,678 [-19.2%] | 1,350 [-11.8%] | 407 [-33.2%] | 2,947 [5.6%] |
売上高営業利益率 | 6.6% | 7.0% | 5.6% | 7.4% |