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日新、20年度は物流事業回復も2割超の減収減益

2021年5月10日 (月)

財務・人事日新が10日に発表した2021年3月期の通期連結決算は、売上高が21%減の1559億1500万円、営業利益が26%減の26億1100万円、最終利益が25.8%減の20億700万円となった。物流事業は新型コロナウイルス感染症の影響から回復を見せているものの、旅行業の低迷により売上高・利益ともに2割超の減少となった。

主力の物流事業は、売上高が4.9%増の1505億6500万円、営業利益が65.9%増の41億4900万円で増収・大幅増益。コロナ禍にも関わらず7月以降は徐々に貨物量が回復し、グループ全体での集荷努力によって10月以降は増加傾向が継続しているという。

今期の売上高は1470億円(5.7%減)、営業利益は40億円(53.2%増)、最終利益は34.5%増の27億円(34.5%増)を見込む。なお、売上高は今期に予定する「収益認識に関する会計基準」を適用後の金額。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 21/3/通期 [前年同期比]21/3/3Q [前年同期比]21/3/中間 [前年同期比]21/3/1Q [前年同期比]
売上高155,915 [-21%]108,928 [-30.2%]69,183 [-33.1%]34,389 [-32.9%]
営業利益2,611 [-26%]1,024 [-68.8%]-251 [ - ]-328 [ - ]
最終利益2,007 [-25.8%]976 [-58.9%]-155 [ - ]-224 [ - ]
売上高営業利益率1.7%0.9%-0.4%-1.0%

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