財務・人事日新が10日に発表した4-12月期(2021年3月期第3四半期)連結決算で、売上高は30.2%減の1089億2800万円、営業利益は68.8%減の10億2400万円、四半期最終利益は58.%減の9億7600万円となった。旅行業の低迷により大幅な減収減益となったものの、主力の物流事業の回復により営業利益と最終利益はプラスに転じた。
主力の物流事業は、売上高が5.0%減の1051億700万円、営業利益が7.1%増の23億5000万円の減収増益だった。第3四半期に入り、貨物取扱量は前年の実績に迫る回復を見せているという。
通期予想については各利益を上方修正。売上高は前年比25.5%減の1470億円、営業利益は前回予想比1000%増の11億円(前年比68.8%減)、四半期最終利益は233.3%増の10億円(63%減)とした。なお、同社は第2四半期決算の発表時に、2022年3月期を最終年度とする中期経営計画の数値目標を取り下げている。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)21/3/3Q | 21/3/中間 | 21/3/1Q | 20/3/通期 | |
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売上高 | 108,928 [-30.2%] | 69,183 [-33.1%] | 34,389 [-32.9%] | 197,387 [-9.5%] |
営業利益 | 1,024 [-68.8%] | -251 [ - ] | -328 [ - ] | 3,528 [-38.1%] |
最終利益 | 976 [-58.9%] | -155 [ - ] | -224 [ - ] | 2,705 [-38.9%] |
売上高営業利益率 | 0.9% | -0.4% | -1.0% | 1.8% |