東部ネットワーク、通期売上2桁減も利益減は小幅

財務・人事東部ネットワークが11日に発表した2021年3月期の通期決算は、売上高が前年同期比16.1％減の105億7300万円、営業利益が3.5％減の6億2900万円、最終利益が6.3％減の4億1300万円で減収減益となった。コロナ禍により売上高は2桁減となったものの、主力の貨物自動車運送事業が増益となったことで、各利益の減少は小幅にとどめた。

貨物自動車運送事業は売上高が18.5％減の70億2335万円だったものの、営業利益が9.8％増の3億6217万円。減収予測を背景に新規の設備投資を中止するなどコスト削減に努めたことや、燃料費の低下などにより減収増益となった。

今期は売上高93億9000円（9.8％増）、営業利益6億4100万円（1.8％増）、最終利益4億9100万円（18.8％増）で、増収増益を見込む。なお、今期から「収益認識に関する会計基準」などを適用するため、前年比は示していない。