住友倉庫、20年度はEC拡大で微増収も利益減

財務・人事住友倉庫が13日に発表した2021年3月期の通期連結決算は、売上高が1920億2400万円（前年度比0.2％増）、営業利益が109億6300万円（1.2％減）となった。売上高はコロナ禍による荷動きの停滞があったものの、EC関連輸送の取扱拡大などにより、わずかながらも増収を確保。営業利益は前期と当期に稼働した施設の減価償却費増などにより、わずかに減少した。最終利益は84億5400万円（5.6％減）。

物流事業は売上高が1602億5600万円（2.2％増）、営業利益が105億900万円（4％減）。このうち倉庫収入は2.3％増、港湾運送収入は5.8％減、国際輸送収入は2％増、陸上運送とその他の収入が8.2％増だった。

海運事業は売上高が226億100万円（12.4％減）で、営業損益は改善したもの1億4000万円の赤字を計上（前期は損失3億2100万円）。不動産事業は売上高が107億7300万円（前期比0.1％増）、営業利益が55億800万円（0.6％増）だった。

今期は売上高2000億円（4.2%増）、営業利益135億円（23.1%増）、最終利益102億円（20.7%増）を見込む。