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三井不が隊列走行対応施設着工、海老名IC隣接

2021年5月13日 (木)

三井不動産ロジスティクスパーク(MFLP)海老名I(出所:三井不動産)

拠点・施設三井不動産は12日、神奈川県海老名市に新たな賃貸物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク(MFLP)海老名I」を建設すると発表した。建物は6階建て、鉄骨造・免震構造で、敷地面積5万6500平方メートル、延床面積12万2200平方メートル。

5月6日に着工し、2022年9月の完成を目指す。併せて「首都圏で所有するすべての施設で2030年度までに使用電力のグリーン化を推進する」と表明。それぞれの施設で省エネだけでなく、再生可能エネルギーの「創エネ」やテナントニーズに応じたグリーン電力を供給する。

MFLP海老名Iは「業界初のグリーンエネルギー倉庫」を掲げ、快適な室内環境を実現しながら建物で消費するエネルギーのゼロ化を目指した建物を認証する「ZEB認証」を取得する。

屋根には設備容量2000キロワット、年発電量220万キロワット時の太陽光発電設備を設置し、グリーン電力提供サービスと併せて、施設内の使用電力の100%を再生可能エネルギーとして供給する体制を整えることにより、入居企業が抱える「RE100」「ESG」の課題に対するニーズに対応する。

(出所:三菱地所)

倉庫部分を除く共用部を含む事務所用途部分では、デシカント空調や地中熱ヒートポンプといった省エネアイテムを採用し、一次エネルギー消費に伴うCO2排出量を50%以上減らす。

新施設は圏央道海老名ICに隣接し、JR相模線・小田急電鉄小田原線厚木駅からも徒歩11分と通勤利便性に優れる。自動車専用の県道に出口を設け、将来のトラックの自動運転や隊列走行にも対応する計画。