静岡・イムラ運送に車両停止240日間

行政・団体中部運輸局は20日、トラック運送事業者のイムラ運送（静岡市清水区）本社営業所に対して、延べ240日間の車両停止処分と文書警告を同日付で行った。

貨物自動車運送事業法違反の疑いで監査対象となり、特定の運転者に対する運転適性診断の未実施――など9件の違反が確認され、今回の処分が下った。付与された違反点数は24点。

■主な違反内容
（1）運転者の勤務時間及び乗務時間について、国土交通省告示で定める基準を順守していなかった。
（2）疾病、疲労等のおそれある乗務をさせていた。
（3）事業用自動車について、定期点検整備（3か月点検）を実施していなかった。
（4）点呼を実施していなかった。
（5）乗務等の記録をしていなかった。
（6）運行記録計による記録をしていなかった。
（7）事業用自動車の運行の安全を確保するために必要な運転の技術及び法令に基づき自動車の運転に関して順守すべき事項について、運転者に対する指導及び監督が不適切であった。
（8）国土交通省告示で定める特定の運転者に対して事業用自動車の運行の安全を確保するために順守すべき事項について、特別な指導が不適切であった。
（9）特定の運転者に対する運転適性診断を実施していなかった。