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三菱重工、港湾CNに向けた荷役クレーンなど開発

2021年5月27日 (木)

▲タイヤ式ガントリークレーン(出所:三菱重工)

荷主三菱重工業と同社グループの三菱ロジスネクストは27日、港湾作業における二酸化炭素排出量削減に向け、新たなタイヤ式ガントリークレーン(RTG)の開発に着手したと発表した。2022年秋の発売を目指す。また、フォークリフトについても水素燃料電池への転換をはかり、政府が目指す「カーボンニュートラルポート」の実現に貢献する考え。

RTGについては、従来のハイブリッド型で使用される蓄電池の容量を維持しながら、ディーゼル発電機のエンジン排気量と出力を抑え、新たに搭載するエンジンコントローラーで燃焼制御を最適化する。燃費は従来比で15%以上改善する見込み。ディーゼル発電機については将来の普及を見据えて、固体高分子形燃料電池に換装可能な仕様とする。

フォークリフトについては、すでに積載荷重1.75トンの水素燃料電池車両を試作し、実用化に向けた試験を開始済み。大型フォークリフトなどの燃料電池化にも、引き続き取り組むとしている。