日本貨物航空、基幹業務システムの再構築に着手

ロジスティクスITコンサルティング業などを展開するビジネスエンジニアリングは27日、日本貨物航空（千葉県成田市）の基幹業務システムの再構築に向けたプロジェクトの開始を発表した。企業向け基盤システムなどを提供するSAPジャパン（東京都千代田区）のクラウドサービスを採用し、来年4月の本格稼働を目指すとしている。

ビジネスエンジニアリングによれば、日本貨物航空は2007年からSAPの基幹業務システムを使用。しかし現行システムの見直しに加えて、業務プロセスの電子化・自動化の必要性が高まっていたことから、SAPが1月に提供を開始した新サービス「RISE with SAP」（ライズ・ウィズ・エスエーピー）による再構築を決定したという。日本貨物航空は業務円滑化のために開発したアドオン機能のスリム化などを進める考え。