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ハコベルの3Qは赤字幅縮小、成長基調を維持

2021年6月10日 (木)

財務・人事ラクスルが10日に発表した2021年7月期第3四半期(20年8月-21年4月)決算によると、求荷求車サービスなどのハコベル事業の売上高は22億1500万円(前年同期比27.5%増)、営業損益は4300万円の赤字(前年同期は3億1700万円の赤字)となった。第3四半期(2-4月)単独では、売上高は23.5%増の6億5700万円、営業損益は2100万円の赤字(前年同期は5100万円の赤字)だった。

年末年始のフードデリバリー需要急増により黒字を計上した第2四半期に続く連続の四半期黒字とはいかなかったが、売上高は第2四半期を除けば過去最高となり、売上総利益率は過去最高の17.4%を記録するなど、成長基調を維持した。第4四半期単独の売上高は、7億5000万円から8億円程度となる見込み。同社は「引き続き、売上高と売上総利益額の成長を目指す」とコメントしている。

そのほか、第3四半期単独の注文件数は3万6681件(22.4%増)、注文単価は1万7923円(0.8%増)となった。第3四半期末時点の利用顧客数は4812社(23.4%増)で、ARPU(顧客当たりの年間利用回数×1回当たりの単価)は54万5000円(6.4%減)。登録車両数は2万6918台となり、第2四半期末時点から2908台増加した。

なお、印刷・集客支援プラットフォームの「ラクスル」、広告プラットフォーム「ノバセル」などを合わせた全体の売上高は223億2100万円(前年同期比34.5%増)、営業損益は5億1900万円の黒字(4億3400万円の赤字)、最終利益は3億4000万円(6億3200万円の赤字)で、各利益がプラス転換。通期の業績予想については上方修正している。

売上高は296億5000万円から301億5000万円(37.9%増から40.3%増)、営業損益は1億1000万円から1億9000万円の黒字(2億4400万円の赤字)、最終利益は6000万円から1億4000万円(4億9400万円の赤字)としている。