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千葉労働局、陸運労災防止に向け「トリプル作戦」

2021年6月22日 (火)

行政・団体厚生労働省の千葉労働局は7月1日から12月31日まで、「陸上貨物運送業労災防止トリプル作戦」を実施する。同県内の陸上貨物運送業における休業4日以上の死傷者数が、2016年から5年連続で増加し、ことしについても、5月末の段階で前年同期比16%増の302人となっていることを受けたもの。

陸運業者に加えて、元請事業者などを含む荷主、千葉労働局の三者が一体となって労災事故の防止に取り組む。陸運業者は荷役作業での墜落・転落防止対策や高齢者の労災防止対策の徹底、荷主は管理する施設への昇降設備や災害防止設備などの設置、千葉労働局は研修資料の作成と周知、災害事例と防止事例の収集・周知などに努める。

なお、ことしに入り同県内で発生した陸運業の労働災害は、荷台などからの「墜落・転落」による死傷者数が21%増の75人と急増。死亡や重篤化につながることが多いことから、千葉労働局は特に注意するよう呼び掛けている。