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三井不「MFLP船橋III」完成、7月に内覧会開催

2021年6月28日 (月)

拠点・施設三井不動産は、街づくり型ロジスティクスパーク「MFLP船橋」(千葉県船橋市)プロジェクトの3棟目「MFLP船橋III」をことし6月末に予定通り完成させることを明らかにした。7月13日から2日間、現地で内覧会を実施し、物件の概要を説明する。東京湾岸エリアで物流施設の進出競争が激化するなか、良好な交通アクセスや高機能性、快適な就労環境を武器に、荷主企業への営業を強化する。物流施設の進出が相次ぐ千葉県の東京湾岸エリアで、三井不の物流プロジェクトがどこまで存在感を示せるか、注目が集まる。

三井不はMFLP船橋IIIを、「MFLP船橋」の第3期計画として、隣接する緑地空間の整備とともに、2019年9月に着工。予定通りに工事が進み、当初予定のことし6月末に竣工する見通しとなった。第1期計画(MFLP船橋I、2016年10月完成)、第2期計画(MFLP船橋II、2019年10月完成)に続く今回の第3期計画が完了することで、MFLP船橋プロジェクトは2012年4月の事業開始から9年余りを経て、総延床面積70万平方メートルが全て完成することになる。

▲倉庫エリア(出所:三井不動産)

MFLP船橋IIIは、延床面積26万8412平方メートルと三井不が手掛けた過去最大の開発物件。隣接する2万平方メートルの緑地空間は、既にスケートリンクが2020年12月に開業しているほか、入居企業の従業員だけでなく地域住民も利用できる緑地帯がこのたび整備される。

MFLP船橋IIIでは、ジュピターショップチャンネル(東京都江東区)が国内5拠点を集約した延床面積9万5000平方メートルの大規模物流センターを2022年4月に本格稼働させる方針を決定。定点ピッキングシステムを導入するなど、効率的な運用を目指すという。他にも入居に前向きな企業があるとみられ、三井不は今後、営業活動を本格化させる。

千葉県の東京湾岸エリアでは、浦安市や習志野市を中心に、物流施設の進出が続いている。東京都心をはじめとする首都圏各地への良好な交通アクセスや旺盛な企業立地、新興住宅地が多く従業員確保に優位性があることから、物流施設開発プレーヤーが熱い視線を注ぐ。今後の動向が注目される。

■「MFLP船橋III」概要
所在地:千葉県船橋市浜町2-4-7
敷地面積:5万8857平方メートル(1万7804坪)
延床面積:26万8412平方メートル(8万1194坪)
構造:地上8階建・柱RC梁S造・免震構造
竣工:2021年6月末
アクセス:JR京葉線「南船橋駅」徒歩9分、東関東自動車道「谷津船橋IC」から2.2キロ、京葉道路「花輪IC」から3.2キロ

▲テラス(出所:三井不動産)

「MFLP船橋III」内覧会の概要
開催日時:2021年7月13日(火)、14日(水)の10時30分、13時、15時(所要時間は1時間30分程度)
会場:MFLP船橋共用施設棟「&GATE」内(千葉県船橋市浜町2、JR京葉線「南船橋駅」徒歩9分)
内容:「MFLP船橋III」物件説明会・現地内覧
備考:感染症対策のため、人数制限を実施

■内覧会の詳細・申込み
https://mflp-funabashi3.resv.jp/