調査・データ日本銀行が1日に公表した6月の全国企業短期経済観測調査(短観)によると、運輸・郵便業の業況判断指数(DI)について、大企業がマイナス10と、ことし3月の前回調査より9ポイント上昇し4四半期連続で改善した。中堅企業は5ポイント上昇のマイナス34、中小企業でも5ポイント上昇してマイナス20となり、いずれも4四半期連続、3四半期連続で改善。新型コロナウイルス感染症の拡大による経済活動の低迷から脱却しつつある実態が浮き彫りになった。
業況判断DIは景況感が「良い」とする企業の割合から「悪い」とする企業の割合を引いて算出する。