調査・データ経済産業省は30日、2020年7-9月期の中小企業景況調査の取りまとめ結果を公表した。全産業の業況判断DIは、マイナス34.1(前期差30ポイント増)となり、19年1-3月期以来、7期ぶりに上昇した。
「運送・倉庫」はマイナス42.4(26.8ポイント上昇)となり、マイナス幅が縮小。そのほか、飲食業、宿泊業、生活関連、情報通信・広告業など、サービス業の全業種でマイナス幅が縮小した。10-12月期の見通しについても、運送・倉庫はマイナス32.2(10.2ポイント上昇)とさらに改善が進むとの見方。
調査は、9月1日時点の状況を全国の商工会などが聞き取り調査したもので、1万8890社の有効回答を得た。DIは「上昇・好転」と回答した企業割合から「低下・悪化」と回答した割合を差し引いた値。