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ESR、茅ヶ崎に延床7万平米の新DC完成

2021年7月6日 (火)

拠点・施設ESR(東京都港区)は6日、このほど神奈川県茅ヶ崎市で敷地面積3万3870平方メートル、延床面積6万9315平方メートル(2万968坪)の4階建てマルチテナント型物流施設「ESR茅ヶ崎ディストリビューションセンター」が完成したと発表した。同社にとっては神奈川県での3件目のプロジェクトで、全国では24番目の完成施設となる。

建物は4階建ての耐震構造で、倉庫は1・2階、3・4階のメゾネット仕様。最小賃貸区画は2700坪で、最大6テナント向けに分割できる。トラックはスロープで3階まで直接アクセスでき、1階には両面設計で計38台、3階には片面設計で24台のトラックバースを設けた。倉庫部分には1・2階、3・4階の各区画に、荷物用エレベーター2基と垂直搬送機1基を設置している。

周辺地図(クリックで拡大)

圏央道の寒川南インターチェンジから1キロと近く、新東名高速道路や東名高速道路などの連結点にも近いことから、首都圏全域や東海・関西地方への配送が可能。増加するEC物流の拠点として好立地という。2025年には圏央道の横浜環状南線が開通することで、横浜港からのアクセスも向上する見通し。

また、JR東海道本線の茅ヶ崎駅と、JR相模線の寒川駅・香川駅からの通勤が可能であることから、雇用の面でも優れる。通勤者には普通自動車164台、駐輪場61台のスペースを確保し、利便性を確保する。

そのほか、国土交通省のCASBEE(キャスビー、建築環境総合性能評価システム)のAランク認証も取得するなど、環境面にも配慮。BCP対策では非常用自家発電機を完備し、停電時でも防災センターやトイレ、一部の荷物用エレベーターなどが使用可能という。

「ESR茅ヶ崎ディストリビューションセンター」の概要
所在地:神奈川県茅ヶ崎市萩園字上ノ前地区土地区画整理事業1街区1-1
敷地面積:3万3870平方メートル(1万246坪)
延床面積:6万9315平方メートル(2万968坪)
構造:鉄骨造・地上4階建て耐震構造
用途地域:準工業地域
工事期間:20年5月1日~21年6月30日
総投資額:160億円
アクセス:圏央道「寒川南IC」から1キロ、新東名高速道路「厚木南IC」から8キロ、JR東海道線JR相模線「茅ヶ崎駅」から3.3キロ、JR相模線「寒川駅」から2キロ、神奈川中央交通バス停「上の前」から徒歩4分、「萩園第一公園前」から徒歩5分