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日本GLPの埼玉の物流施設が完成、既に満床に

2021年7月21日 (水)

GLP 北本(出所:日本GLP)

拠点・施設日本GLP(東京都港区)は21日、物流施設「GLP北本」(埼玉県北本市)がこのほど完成したと発表した。工作機械専門商社の山善、ホームセンターを展開するカインズ(埼玉県本庄市)、総合物流企業の日本ロジステックのサブリース先であるロジスティクス事業のアドビュート(埼玉県北本市)が入居を決めており、既に満床という。

「GLP北本」は、比較的小規模な倉庫スペースのニーズが高いエリアであることを踏まえ、最小区画面積を4000平方メートルに設定し、最大で8業者の入居を可能にすることで、需要に柔軟に対応できる仕様とした。トラックバースを1階と2階に設置し、1階と4階、2階と3階の組み合わせで2フロアでのオペレーションが可能となる。各分割区画に垂直搬送機と荷物用エレベーターを設置することで、縦方向への搬送能力を高めた。トラックバースは1階は両面、2階は片面構造とし、通過型と在庫型の双方の需要に対応した構造とした。

「GLP北本」は、完成を待たずに満床となったが、物流拠点としての優れた立地で納品リードタイムの短縮が実現できること、配送と保管の両面で活用できる仕様などが評価されたようだ。

「GLP北本」は都心から40km圏内で、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の「桶川加納インターチェンジ(IC)」から2.7キロメートル、「桶川北本IC」から4.9キロメートルに位置し、東北自動車道と関越自動車道の両方を利用できることから、首都圏各地や信越・東北方面へのアクセスに優れる。JR駅や住宅地も近いことから、雇用確保の観点でも有利な環境にある。

また、日本GLPは21日、埼玉県北本市と「災害時における支援物資の集積・輸送拠点等に関する協定」を締結した。日本GLPは倉庫スペースを緊急支援物資の一時保管施設として提供し、緊急時の迅速で確実な体制構築を支援する。

■「GLP北本」の概要
所在地:埼玉県北本市下石戸6-316-2、ほか
敷地面積:2万5054.76平方メートル
延床面積:5万4478.05平方メートル
構造:鉄骨造、地上4階建て
着工:2020年5月
竣工:2021年6月