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アスコットが物流施設開発に参入、埼玉で来春着工

2021年7月27日 (火)

荷主アスコットは27日、物流施設開発事業に新規参入すると発表した。埼玉県加須市に建設用地を取得し、物流施設を建造する。マンション開発を主軸としてきたアスコットが物流施設の開発に乗り出すのは、消費スタイルの多様化と新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う宅配ニーズの高まりを背景に需要が高まる物流ビジネスを新たな収益の柱に育てるためだ。少子高齢化に伴う人口減少が進行するなかで、不動産事業のポートフォリオを広げることで、市場における優位性を確保する狙いがあるようだ。

アスコットは、このほど取得した建設用地で2022年春に物流施設を着工。2023年初夏の完成を目指す。東北自動車道のインターチェンジに近く、首都圏や東北・信越地方へのアクセスに優れる。東京のベッドタウンに位置し住宅地も近接することから、従業員確保にも有利な立地だ。

アスコットの計画地の近隣には物流倉庫が多く進出しており、複数の拠点確保を検討する荷主企業の引き合いも期待できる。「ラストワンマイル」の拠点として物流事業者の注目も集めそうだ。