アスコット、物流領域でアセットビジネス強化

拠点・施設マンション開発のアスコットは24日、物流など新たなアセットタイプの拡大を推進するDX（デジタルトランスフォーメーション）戦略を策定したと発表した。

主軸のマンション開発に加えて、物流やオフィス、シニアリビング、学生寮など今後の事業領域を拡大するとともに、海外顧客もターゲットとした仲介事業を推進する。アスコットは、こうした新しいビジネスモデルの構築には、明確なDX戦略の策定が不可欠と判断した。

▲アスコットが掲げる3つの成長ドライバー（出所：アスコット）

新型コロナウイルス感染拡大などに伴う消費スタイルの多様化で、EC（電子商取引）サービスなど宅配による商品購入スタイルの定着が進んでいる。店舗から宅配へと消費スタイルのシフトが進むなかで、商品の入出荷や仕分けを担う物流施設は取り扱う荷物の量や種類が急増。「新しい生活様式」の時代を見据えて、物流施設の開発が全国各地で急速に進んでいる。

アスコットはこうした物流施設の需要動向をにらみ、アセットビジネス拡大の好機と捉えて積極的な事業展開を進める方針だ。