ニッセンと中国EC大手、国内通販企業の越境支援

ロジスティクス通信販売大手のニッセン（京都市南区）の法人支援部門と、中国のECプラットフォーム大手Youzan（ユーザン）の日本法人Youzan Japan（東京都港区）はこのほど、業務提携契約を締結した。中国最大手のソーシャルECプラットフォーム「Youzan」に共同運営の越境EC店舗を開設し、ニッセンが取引する1000社以上の国内通販企業の、中国進出や販売を支援するという。

両社が提供する越境EC支援サービスは、中国語の知識が無くても利用できるもので、店舗の構築や出店後のアフターサービスまで、全てYouzan Japanによる代行が可能。商品の登録や翻訳は全て両社が行い、売上金はYouzanのプラットフォームから日本円で支払う。

▲Youzan Japanの越境ECの特徴（出所：Youzan Japan）

Youzanが運営している「ソーシャルECプラットフォーム」は、SNSとECサイトの要素を併せ持ち、中国で4億人近い消費者が利用、543万店が出店しているという。両社はSNSやECとライブ配信を組み合わせた販売手法であるライブコマースなど、豊富な販路開拓チャネルを活用して「顧客企業の販売を全面的に支援する」としている。