財務・人事ジェイフロンティア(東京都渋谷区)は27日、東京証券取引所のマザーズ市場に上場したと発表した。今回の株式上場を契機に事業基盤の強化を図るとともに、企業価値の向上を推進する。
健康食品を中心としたヘルスケアセールスを主な事業とする同社は、医療分野にも事業を展開し、オンライン診療から服薬指導、処方薬の宅配までをワンストップで提供する医療プラットフォームサービス「SOKUYAKU」の提供を2021年2月に始めた。「人と社会を健康に美しく」を企業理念に掲げ、デジタル技術を活用した医療・ヘルスケア領域の革新に取り組んでいる。
今回の上場は、こうした事業展開のさらなる加速を見据えた、機動的な経営を実現するための円滑な資金調達や企業ブランドの醸成を図る狙いとみられる。
27日の東証マザーズで、ジェイフロンティア株は公開価格4190円を15%下回る3560円で初値を付けた。一時3745円まで値を上げ、3320円で上場初日の取引を終えた。出来高は255万2100株だった。