ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

CRE中計、物流物件の開発強化で事業利益倍増に

2021年9月9日 (木)

荷主シーアールイー(CRE)は9日、2026年7月期を最終年度とする5か年の中期経営計画を発表した。目標数値について、営業利益と持分法投資損益、のれん償却費を加えた「事業利益」を2026年7月期までに120億円(2021年7月期62億円)、最終年度のROE(自己資本利益率)を15%以上(同15%)と設定。物流投資事業では、物件仕様の差別化や脱炭素化の推進などを加速することで、5年間に2000億円以上の案件開発に取り組む。

2021年7月期、開発物件売却などで増収増益に

CREが9日発表した2021年7月期連結決算は、売上高が前期比15.4%増の475億5600万円、営業利益が同36.5%増の57億7200万円、経常利益が同31.2%増の53億1300万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同36.9%増の35億7400万円で、2期連続の増収増益だった。

物流投資事業は、開発物件である「ロジスクエア川越Ⅱ」「ロジスクエア神戸西」「ロジスクエア狭山日高」をCREロジスティクスファンド投資法人へ、中小型倉庫特化型私募ファンドに対してリノベーション物件を売却したことなどから、売上高は前期比26.1%増の222億5400万円、営業利益は同72.9%増の43億5900万円で増収増益を確保。全体の収益を押し上げた。

2022年7月期連結業績予想は、売上高616億円、営業利益86億円、経常利益76億円、親会社株主に帰属する当期純利益50億円で、増収増益を見込む。