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らでぃっしゅぼーや、福岡に物流センター開設、自社配送エリア拡大

2010年9月24日 (金)

拠点・施設有機野菜、無添加食品などの会員制戸別宅配事業を展開するらでぃっしゅぼーやは24日、初の九州圏物流拠点となる「らでぃっしゅぼーや九州センター」(福岡県粕屋郡宇美町)を開設し、10月6日から自社専用車による戸別宅配、利用会員拡大のための営業活動を展開すると発表した。

 

らでぃっしゅぼーやは有機・低農薬野菜、無添加食品などの会員制戸別宅配事業”らでぃっしゅぼーや”を運営しており、会員数は全国約10万世帯に上る。新センターの開設は、1993年の神奈川センター(神奈川県厚木市)以来17年ぶりで、自社専用車での宅配、利用会員拡大のための営業活動を福岡で開始するもの。

 

九州への進出については、同社が実施したマーケティング調査から、らでぃっしゅぼーやの利用者属性と重なる”子育て層”が多く存在し、安心・安全な「食」に対する関心も高く、生協などの宅配利用者も多いことなどから、同社の宅配サービスに「十分にニーズがある」と判断し、開設に至った。

 

また、九州には有機栽培に取り組むらでぃっしゅぼーやの契約生産者が多数存在しており、野菜・果物の鮮度保持、品質向上を目的とした物流中継拠点としての機能も、将来的には検討していく。

 

らでぃっしゅぼーやの宅配エリアは、物流センターを構えている北海道(札幌)、首都圏(板橋・厚木)、中京圏(一宮)、関西圏(東大阪)の都市部を中心とし、基本的に商品配達は自社専用車で行い、商品の内容により宅配送料は無料から189円の間で設定している。しかし、自社専用車以外の宅配エリアについてはヤマト運輸の”宅急便”で配達しており、宅急便の宅配送料は一箱630-840円と、自社専用車エリアに比べ割高になっていた。これまでも送料が割高であることから、九州への進出を望む声が寄せられていたという。

 

新センターは、商品宅配のための中継拠点として、常温・冷蔵・冷凍の3温度帯に対応。福岡市と同市に隣接する一部地域を自社車両宅配エリアに設定する。

 

■九州センターの概要
所在地:福岡県粕屋郡宇美町大字井野433-1トワード物流福岡低温センター内
運用開始日:10月6日