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トランコム、ピクポンのCTIシステムで業務効率化

2021年10月6日 (水)

サービス・商品トランコムは6日、物流情報サービス事業における配車業務の向上を目的として、pickupon(ピクポン、千葉県市川市)のCTI(コンピューター電話統合)システム「pickupon」をことし8月に新設した情報センターに導入したと発表した。

トランコムグループは、長期ビジョンとして「はこぶ」仕組みの創造を掲げ、多くの荷主・物流会社に利用されるプラットフォーム構築の実現を目指す。今回のピクポン導入は、この事業構想の核となる物流情報サービス事業のさらなるサービスレベル向上を図ることが目的だ。

まずことし8月に新設した「静岡第2情報センター」と「高松情報センター」に先行導入し、将来的には全国すべての情報センターへの導入を検討している。

トランコムは、顧客の定期幹線輸送や波動対応のスポット輸送のニーズと、全国のパートナー企業の車両情報をマッチングする求貨求車サービスを提供。ピクポンは電話での情報取得が主であることから、配車業務のキーとなる電話対応において通話内容をデータ化することで、架電や受電業務の見える化を図るとともに、基幹システムや分析ツールシステムと連携することで、取引先への対応力の向上やマッチング精度の向上を実現していく。

ピクポン導入により、基幹システムと連携してワンクリックでの架電が可能になるほか、業務効率が向上。受電時は取引先との取引状況が自動で表示し、対応力向上につながる。取引先の声を「音声データ」として蓄積できることで、AI(人工知能)分析でニーズの抽出が可能となる。