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トランコム、アクセンチュアと物流DX化で協業

2022年3月28日 (月)

(イメージ)

M&Aトランコムは28日、連結子会社でシステムの設計・開発・保守事業などを展開するトランコムITS(名古屋市東区)の外販事業をアクセンチュアに譲渡すると発表した。トランコムITSの外販事業をトランコムITSの完全子会社として新設するTransFutures(トランスフューチャーズ、名古屋市東区)に承継したうえで、全株式をアクセンチュアに譲渡する。トランコムは、アクセンチュアとの協業により、新たな物流DX化に向けた事業開発体制をさらに強化する狙いだ。

トランコムグループは、アイデアとテクノロジーを組み合わせた「『はこぶ』仕組みの創造」を中長期ビジョンに掲げて、多様な企業が集まるプラットフォーム構想の実現を目指す。その一環として、機械化・デジタル化による物流のビジネスモデル革新や既存のオペレーション改善を推進している。

同社は物流DX(デジタルトランスフォーメーション)化を推進するにあたって、IT技術を活用したサプライチェーン改革が必要であると考えており、トランコムITSにおける外販事業の持続的な成長には、デジタル・テクノロジー領域におけるサービス提供で実績のあるアクセンチュアの一員となることで、新たな技術や機会を獲得し専門性を高めていくことが最適であると判断。トランコムITSの製造・情報通信などの外部顧客向けSI(システムインテグレーション)事業をアクセンチュアへ譲渡することを決断した。

トランコムとアクセンチュアは、今回のトランコムITSの外販事業譲渡を契機として、新たな「ものづくり」の構築やそれを支える物流DX化の実現に向けたソリューションを共同で開発するとともに、トランコムにおける新たなDXソリューションの構築にかかる協業を推進していく。