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ヤマエ久野、物流業務に音声システム導入し効率化

2021年10月6日 (水)

フード食品卸のヤマエ久野は、物流業務の作業精度と効率、生産性を高めるため、音声システムを導入した。システム提供元のシーネットコネクトサービス(千葉市美浜区)が6日発表した。

同社はコンビニエンスストア向け日用雑貨品の出荷業務で、リストによるピッキングを行い、作業終了後に二人一組で読み合わせ検品を行っていたが、作業の生産性を高めながら品質の改善を図るため、シーネットコネクトサービス(千葉市美浜区)が提供するクラウド音声システム「LISWORK」(リスワーク)を導入した。

このシステムを用いることで、ヤマエ久野は音声による出荷指示に基づく作業へと転換。作業者の発話によって作業結果を登録、リストの確認・照合作業を廃止し、「アイズフリー」「ハンズフリー」を実現して作業の効率と品質を向上させるための環境を整えた。

同社がリスワークを採用したのは、ピッキング・出荷検品作業で導入実績が多く、汎用的な端末を使用しているため、導入コストを抑えながら短い期間でも利用を開始できる点を評価したためで、ほかの物流拠点への展開も考慮した。

導入後はミスが大幅に減少し、二人で行っていた検品作業を一人で実施できるようになったという。シーネットコネクトサービスでは「今後もヤマエ久野の物流システムに対し、音声システムをはじめとする各種システムでサポートしていく」としている。