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貿易統計9月、経済回復反映し輸出入前年比大幅増

2021年10月20日 (水)

調査・データ財務省が20日発表した9月分の貿易統計(速報値)によると、輸出総額は前年同期比13.0%増の6兆8412億円、輸入総額は同38.6%増の7兆4640億円となった。輸出総額は7か月連続、輸入総額は8か月連続の増加。差引収支は6228億円の輸入超過で、2か月連続の赤字となった。

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う経済の停滞が顕著だった前年同期から、回復基調が鮮明になった形だ。輸出は鉱物性燃料や鉄鋼が大きく増加。輸入は石炭や原粗油が増えた。

地域別では、輸出は米国が7か月ぶりに減少したものの、欧州とアジアが7か月連続で増加。中国は15か月連続で前年同月を上回る好調ぶりだった。輸入は米国が7か月連続、欧州とアジア、中国で8か月連続の増加だった。