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貿易統計11月、回復基調で輸出入とも前年超え続く

2021年12月16日 (木)

(イメージ)

調査・データ財務省が16日発表したことし11月の貿易統計(速報)によると、輸出総額は前年同月比20.5%増の7兆3671億円、輸入総額は同43.8%増の8兆3218億円となった。輸出総額は9か月連続、輸入総額は10か月連続の増加。差引収支は9548億円の輸入超過で、4か月連続の赤字だった。

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う経済の停滞が顕著だった前年からの回復基調が鮮明になった形だ。輸出は鉄鋼や半導体など製造設備・電子部品が増加。輸入は原粗油やLNG(液化天然ガス)、石炭が増えた。

地域別では、輸出は米国が2か月連続で増加したほか、欧州とアジアが9か月連続で増加。中国は17か月連続で前年同月を上回る好調ぶりだった。輸入は米国と欧州が9か月連続、アジアと中国で10か月連続で増加した。