調査・データ財務省が18日発表した7月分の貿易統計(速報値)によると、輸出総額は前年同期比37.0%増の7兆3564億円、輸入総額は28.5%増の6兆9154億円となった。輸出総額は5カ月連続、輸入総額は6か月連続の増加。差引収支は4410億円の輸出超過で、2か月連続の黒字となった。
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う経済の停滞が顕著だった前年同期から、回復基調が鮮明になった形だ。7月の輸出は自動車や鉄鋼などが大きく増加。輸入は原粗油や鉄鉱石などが増加した。
なお、前月(6月)の輸出は48.6%増の7兆2208億円、輸入は32.7%増の6兆8376億円で、伸び幅はともに縮小している。