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山九の今期通期業績予想、国際貨物増加で上方修正

2021年10月29日 (金)

財務・人事山九は10月29日、2022年3月期の通期連結業績予想を上方修正すると発表した。ことし5月10日に公表した前回予想数値について、売上高を5340億円から5475億円に、営業利益を305億円から335億円に、経常利益を305億円から340億円に、親会社株主に帰属する当期純利益を195億円から220億円にそれぞれ引き上げた。

2022年3月期第2四半期累計期間の連結業績について、物流事業における国際貨物の取り扱い増加や顧客の生産活動回復に伴う構内物流の伸長、さらに機工事業における保全作業の工事量増加などで、当初予想を上回るペースで推移したことから、通期業績の修正に踏み切った。

同日発表した2022年3月期第2四半期連結決算は、売上高が前年同期比1.5%増の2736億5600万円、営業利益が同2.3%増の178億6500万円、経常利益が同2.2%増の183億5700万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同9.1%増の120億2100万円で、第2四半期累計では3年ぶりに増収増益となった。

物流事業で国内の海上コンテナ取扱量が増加したほか、輸出鋼材や輸入原材料荷役が好調に推移したことから、売上高が前年同期比6.0%増の1390億7500万円、営業利益は同56.0%増の61億3200万円となり、全体の業績を牽引した。